ラニーニャ現象と地球温暖化

2020/02/28

なぜラニーニャ現象などの長期予測にこだわるのかというと、それによってもたらされる天候の変化や災害の発生、経済的影響などをある程度予測することが可能だからです。

一旦発生するとその影響を受ける地域の農作物や海産物の収穫量が激変する場合があります。また、冬にラニーニャ現象が起こると日本は厳冬になるといわれていますが、それによって冬服や暖房器具など季節商品の売れ行きや石油など化石燃料の消費量も変わってくるのです。

もちろん、天候の変化する要因は他にもあり、それよる影響の方が強いと予測がはずれることもあるわけです。今回の調査によって、ラニーニャ予測はもとよりラニーニャ現象が現在起きているか、過去に発生したのかということさえ国や機関で判断が分かれることがわかりました。

ラニーニャ最新情報 12/11/2016

TomaszProszek / Pixabay

地球温暖化予測について

より長期的な視点に立つ地球温暖化予測に関しては、実際はもっと複雑になるはずですが、各国どうしで統一した見解を定期的に出しており、そちらの方が権威もあり広く認知されているためか、今のところそれほど複雑ではないようにも見えます。

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